幅広い技能の習得

幅広いニーズに応えるべく、理学療法学科では様々な選択科目を用意しています。スポーツ分野で役立つ「パーソナルトレーナー」を学ぶことで、パーソナル・フィットネス・トレーナーの資格を取ることが可能です。また、介護の分野で役立つ「福祉住環境コーディネーター」の資格も目指すことができます。あるいは「整形外科的徒手療法」を通じて、臨床ですぐ役立つ、触診技術や体の使い方などを学ぶこともできます。

国家試験、そして就職

今年の春に実施された平成24年度の理学療法士国家試験合格率は、藍野大学理学療法学科97.1%、全国平均88.7%でした。藍野大学開校以来、全国平均を大きく上回る結果を出し続けています。国家試験は理学療法における共通言語のようなものですので、全教員が初年度から専門用語の正しい使い方を意識した授業展開を行なっています。そして何と言っても、藍野大学理学療法学科には常に進化しつつも確固たる国家試験対策ノウハウがあります。オリジナル教材や独自のグループ学習などを用い、3年次から卒業までの綿密な国家試験対策プログラムを用意しています。高校時代に多少勉強の手を抜いてしまったという人でも、理学療法士になりたい意欲のある人であれば、たとえ卒業後であっても必ず合格させます。

 

理学療法士が社会的に飽和状態になる、というような話は以前から聞きますが、藍野大学理学療法学科では、毎年ほぼ100%の就職率を打ち出しています。担当制によるきめ細やかな就職指導も行なっていますし、伝統校としてのネットワークも豊富に持っています。ほとんどの学生が希望する施設に入ることができている現状です。特に関西圏に強いのですが、最近の傾向として、大阪大学医学部附属病院や京都府立医科大学附属病院など、大手施設への就職も目立ちます。

卒業後のこと

私たち理学療法学科教員は、当然のことですが卒業生も大事に思っています。卒業生は藍野大学理学療法学科にとっての財産です。いつかは良きパートナーとして、何らかのコラボレーションができれば素晴らしいと思います。実際、実習や就職においてそのネットワークの力が発揮されているのです。

ただ新人のうちは、理学療法について悩むことばかりなのが普通です。私たちはそのような卒業生の要望に応え、定期的に勉強会を実施しています。仕事後の時間であっても、多くの卒業生が参加しています。

さらに、藍野学院理学療法学科卒業生交流会というものを立ち上げ、藍野医療福祉専門学校も含め、卒業生が交流できる場、帰って来れる場を提供しています。